2024.2.17-2024.3.23

安藤正子 個展 「まだ起きている」

安藤正子 個展 「まだ起きている」 

■会期

2024年2月17日(土)- 3月23日(土) 11:00-17:00 日月祝休 

*都合により休廊することがあります。

主催=anonymous art project  企画協力=Tomio Koyama Gallery

■展示会場

anonymous studio

愛知県名古屋市中区栄3丁目5−10の先 久屋大通公園ヒロバス(名古屋栄三越 横)内

交通:名古屋市営地下鉄東山線・鶴舞線栄駅下車、14番出口より徒歩1分

■お問い合わせ

studio@anonymous-collection.jp へメールをお送りください。

■概要:

 このたびanonymous art projectは、小山登美夫ギャラリーのご協力のもと、安藤正子の個展を開催することとなりました。愛知県を拠点に制作活動を続けてきた安藤は、夫と2人の子供と暮らす日常を表現の基盤にしてきた作家です。近年は、家族が見せる飾り気のない姿や、その一瞬の表情を描いた独自のポートレートを描いています。作品が窺わせるのは、彼らの喜怒哀楽の表情の豊かさや、作者・安藤が投げかける愛情の深さです。しかし一方で、彼ら家族の周囲の背景は極度に抽象化され、その何もない余白を通して日常とは異なる別の世界の存在を想像させます。観る者に不安な気持ちさえ抱かせるその不可視な領域。安藤が描いてきたのは、自然への畏敬の念を抱きながら日々を生きる大切さと、人の美しさなのかもしれません。

本展は、安藤の初期から新作までの絵画、ドローイング、作陶、全10点を通して、その優れた表現を振り返るものです。ぜひ会場にお越しくださり、安藤正子の瑞々しく鋭敏な表現をご確認ください。

■安藤正子略歴:   

1976年愛知県生まれ。2001年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。主な個展に「Project Room」(小山登美夫ギャラリー、2004年)、「ハラ ドキュメンツ9 安藤正子―おへその庭」(原美術館、2012年)、「安藤正子 作品集刊行記念展『Songbook』」(8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京、2016年)。「Portraits」(小山登美夫ギャラリー、東京、2021年)「安藤正子展 ゆくかは」(一宮市三岸節子記念美術館、2023年)等。現・愛知県瀬戸市在住。愛知県立芸術大学准教授

1 《ビッグバン》2007年 紙に鉛筆 116.5×116.5cm , 2 《ざわわ》2008年  紙に鉛筆 84.5×89.5cm,  3 《ざわわ》2010年 油彩、パネル張りカンヴァス 113.5×120.0cm,  4 《おりがみ》2018年 紙に木炭 50.0x50.0cm, 5  《まだ起きている》2019年 紙に木炭、チャコールペンシル、鉛筆 66.0x66.0cm,  6 《眠れない》2018年 紙に木炭、チャコールペンシル、水彩 83.3x66.0cm,  7 《ムービータイム》2021年 パネル張り紙に鉛筆、アクリル絵具、水彩、水彩色鉛筆、パステル、墨 100.0X100.0cm  anonymous collection蔵,  8 《ドラえもんが好き》2023年 パネル張り紙に鉛筆、アクリル絵具、水彩、水彩色鉛筆、墨 121.0×121.0 cm,  9 《スシローにて》2023年 パネル張り紙に鉛筆、アクリル絵具、水彩、水彩色鉛筆、墨 121.0×121.0 cm,  10 (新作))会場にて披露